晩秋のカラマツ林でキヌメリガサ。

  奥会津の紅葉はカラマツの葉が落ちて最後となります。カラマツの葉は黄色のまま落ちる場合と、茶色に変わって落ちる場合がありますが、やや標高の高い場所では茶色の葉が降ってきます。国道352沿いの林間では、黄色の葉が路面を覆うようにして、お化粧してくれます。意外と美しく感じられますが、早朝の運転時にはここに霜が降って滑りやすいので、要注意なんです。

 カラマツの葉がパラパラと降ってくると、キヌメリガサの出番です。キヌメリガサは10月から発生していますが、大量に採れるのはカラマツの葉が落ちる頃です。レモン色の小さなキノコですが、頑張って集めれば美味しい食材になります。黄色い出汁の出た鍋物は、具材もシンプルに頂きましょう。きれいに水洗いしたキヌメリガサは食べる直前に投入して、エノキダケのように頂く。あんなにたくさん採ったのに、食べてしまうとあっという間。甘味があって、色が良く、秋のキノコの終わりを告げる美味しい食菌。1年に1度の季節の風物詩ですね。

 そろそろ雪がちらつき始めますが、積もる前までがナメコ採りのシーズンです。この日はナメコが5個採れましたが、今年は雨が少なく不作の年です。自生のナメコに会えただけでも良しとしましょう。その他は、ムキタケ、チャナメツムタケ、ブナシメジなど、どれも少量づつ。ブナシメジは奇跡の1個でした。発生時期が長いムキタケ狙いで歩いた方が良いでしょうね。木々の葉が落ちて明るい小沢を歩くと、とても気持ちが良いです。長靴は滑りやすいですが、バランス運動みたいなものです。

やまあそび、かわあそび、やまゆきかわゆき

やまゆきかわゆきは、会津の自然を楽しむ人のためのゲストハウス。 キスゲの尾瀬沼、美しい会津駒ヶ岳、トレッキングに出掛けよう! 大好きなフライフィッシング・テンカラは、奥会津で渓流デビューしよう! おかげさまで開業20周年を迎えました !

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